棚田まなび隊2016第1回活動

4月24日、棚田まなび隊の今年1回目の活動が行われました。今年で3年目になる棚田まなび隊は、これまで新川地区の本村集落、分田集落と毎年場所を替えながら、田んぼの立地や規模によって異なる稲作を学んできました。今年お世話になる場所は、江戸期から続く壮大な風景が広がる、日本棚田百選のひとつ「つづら棚田」です。

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▲今年の活動の場「つづら棚田」。この中の4枚を棚田まなび隊がお借りしています。

あいにくの天候ではありましたが、この日は11名の隊員が集まりました。うきは市役所の方が刈り払い機を9台準備してくださり、隊員は基本的な使い方を教わりました。他の作業者と十分に距離を保つことや、草に隠れた石垣などに刃が当たって起こるキックバックに気をつけることなどの安全面から、刈り払い機の最適なポジションや刈った草を道路側に飛ばさないコツまで、草刈りひとつでも気をつけるべきことはたくさんあるようです。その後隊員は、畦の草刈りチームと道路脇の草刈りチームに分かれて、1時間ほど草刈りを行いました。

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▲棚田まなび隊副隊長の挨拶から、今年の活動が始まりました。

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▲うきは市ブランド推進課地域振興係の高山さんによる、刈り払い機の使い方講習。

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▲道路脇の草刈り。夏になると草の生長は勢いを増します。

皆で昼食を取った後は、この日予定されていた道路愛護の活動に参加しました。葛篭集落をはじめ新川地区全体の住民が皆で道路や水路を清掃する活動です。
2時間ほどお手伝いをした後、おまけでたけのこ掘りやわらび・ふきの採集まで体験でき、16時頃の解散となりました。次回の活動予定は、田んぼの水を調整する竹樋づくりです。

文:前野眞平
写真:九州大学菊地研究室