棚田まなび隊2015第6回活動

10月4日,秋の爽やかな気候のもと棚田まなび隊6回目の活動が行われました。この日はまなび隊の正規メンバーに4名の参加者を加えて26名のサポーターと,4名の地元農家の方々,総勢30名が集まりました。皆が待ちわびていた稲刈りの日です。
全部で20枚ほどの棚田のうち1枚の田んぼだけ手刈りで,他の田んぼはコンバイン2台を使って収穫していくことにしました。毎回,指導役をしてくださる地元の諌山さんが,この日も丁寧に手刈りチームとコンバイン補助チームへそれぞれ作業のポイントを指導してくださいました。
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▲手刈りの田んぼにて。元農業指導員,諌山さんの説明はいつも明快です。

水はけが悪くコンバインが入れない田んぼがあったため,1枚目を刈り終えた後もう1枚手刈りをすることになりました。人手は多かったものの,手刈りはやはり時間のかかる作業です。コンバイン補助チームは,機械が刈りにくい隅部分や刈り残し部分の手刈り,米袋の交換と設置をしました。2時間ほどの作業の後,稲を刈って生まれた広いスペースで昼食を取りました。
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▲2枚目の田んぼの手刈りチーム。泥に足を取られながらも稲を刈っていきます。
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▲いっぱいになった米袋を取り替えます。1袋で25kgほどの重さになります。
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▲天気が良かったため,乾いた藁の上に直接座って昼食をとる人もいました。

午後,残り10枚ほどの田んぼをコンバインで刈っていきました。山に近い棚田にはイノシシが入って多くの稲が倒されていました。地元の方々も,どこから侵入されていたのか分からなかったそうです。最後は手刈りチームも加わり,総動員で稲を刈り終えることができました。
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▲約30aの田んぼから,今回は約300kgのお米が取れました。

去年までの耕作者がご高齢となり,今年の春から米川更生さんをはじめとする地域の方々がここ分田での耕作を引き継ぐことになって半年が経ちましたが,慣れない土地でイノシシやいもち病の被害にいつも頭を悩ませていらっしゃいました。収穫量は,よくできた場合の6割ほどになる見込みとのことですが,こうしてなんとか稲刈りの日を迎えることができ,皆さんのほっとした様子が伺えました。

文:前野眞平
写真:九州大学菊地研究室