棚田まなび隊2015第5回活動

8月30日、まなび隊の今年5回目の活動が行われました。15名の隊員が10時に集まり,畦の草刈りと石垣の草取りを実施しました。
この地域では,9月下旬になると畦に生えた彼岸花が一斉に花を咲かせます。年に1回の美しい風景を地域住民や訪問者に楽しんでもらうため,草刈り機を使って念入りに畦道の草を刈っていきます。
manabi15-5-1
▲畦の草刈りの様子。畦の下にはたくさんの球根があります。

一方,石垣の隙間から生える雑草は草刈り機だけではなかなか取り除けないため,鎌と手を使って丁寧に作業を進めていきました。
毎年この時期に多くの観光客が訪れるつづら棚田でも,綺麗な風景を生むためにはこの草刈りが欠かせません。ちょうど同じ日に,地元の人々がつづら棚田で草刈りをしていました。マムシに気をつけながら,少しずつ作業を進めていきます。
manabi15-5-3
▲一面を雑草に覆われていた石垣が,2時間ほどで姿を現しました。

午後は,田んぼとして利用していない土地を使ってジャガイモを植えました。
水はけ等が少し心配ですが,温暖な地域では比較的早く11月に収穫ができるそうです。
manabi15-5-4
▲大きな実が育つ品種のニシユタカ。1キロの種芋を植え付けました。

ジャガイモがうまく実ることを祈りながら,この日の活動は14時ごろに終了しました。

文:前野眞平
写真:九州大学菊地研究室