8月7日、棚田まなび隊が今年9回目の活動を行いました。7名の隊員が集まり、この日は田んぼの草取りを行ったあと、田より早く実りを迎えた畑の野菜の収穫祭を行いました。
まなび隊の学習田には除草剤を使っていないため、これまで頻繁に草取り作業を行ってきました。その成果か、稲の天敵であるヒエはほとんど見られず、雑草もあまり目立たなくなってきました。今回は1時間ほどで3枚の田んぼの雑草を取り除きました。
▲1枚目の田んぼ。両側から雑草を取り除いていきます。
▲作業中、地元の方が激励の声をかけてくださいました。
その後、畑へ移動し、前回の活動で少し収穫を試みた野菜の本格的な収穫を行いました。大小6つのカボチャとザル2杯分の枝豆、大量のモロヘイヤを採ることができましたが、枝豆は実が太り過ぎて固くなり、収穫期が少し遅れてしまったようにも感じました。
その場で洗って試食してみたモロヘイヤは、肉厚で食べ応えがありました。
昼前に野菜を採り終えると、学習田のある集落内の民宿「つづら山荘」の庭で収穫祭の準備を始めました。献立はカボチャの天ぷら、モロヘイヤの天ぷら、モロヘイヤスープ、枝豆の塩茹でです。アウトドア経験に長けたS副隊長のおかげでサクサクの天ぷらが揚がり、「さっきまで生きていた野菜だから美味しいに決まっているよね」と言いながら、皆で採れたての野菜を堪能しました。
▲取れた野菜を皆で調理しています。
▲サクサクに揚げられたモロヘイヤの天ぷら。
次回8月末の活動は草刈りと竹の伐り出しを行い、9月の稲刈り、掛け干しに備える予定です。
文:前野眞平
写真:九州大学菊地研究室