第2回 棚田まなび隊活動日

土砂出しの残りと、

第1回ワークショップ -本村棚田を学ぶ

を実施します。

→雨のため20日に延期となりました。

棚田まなび隊の第1回作業を行いました

2014年3月23日、棚田まなび隊の記念すべき第1回目の農作業が行われました。心地よい陽気の中、地元の方も含め20名が石や川砂の運び出しに取り組みました。

朝10時、新川公民館にまなび隊メンバーと地元の方が集まりました。まず、天満隊長よりこの活動について説明があり、田んぼの持ち主の熊抱さんと浮羽まるごと博物館協議会の佐藤会長から挨拶がありました。

参加者の自己紹介の後、全員で畦道を通って農機具を目的の田んぼまで運び入れ、作業を開始しました。今回の作業は、田んぼの耕作をはじめる前段階として、水害により田んぼに入りこんだ石や川砂の撤去です。この田んぼへアクセスしていた沈み橋や農道が一昨年の洪水で流され、ユンボなどの大型機械を入れることができません。まずは、田んぼにごろごろと転がっている大きな岩や石から運び出していきました。一見、一人で運べそうな石も持ち上げようとすると思いのほか重く、大きな石は数人で協力し合って動かして、何とか川へ転げ落とすと歓声が上がりました。

石を出し終えると、次に川砂の撤去作業に取り掛かりました。はじめは思い思いの場所で別々に川砂の搬出に取りかかりましたが、それでは効率が悪いということで、作業場所を定め、分業による流れ作業で進めることにしました。それからは作業スピードが一気にあがり、午前中に田んぼの2分の1程の表土が見えるようになりました。

午後からも、午前中に培った流れ作業で土砂を撤去していき、午後3時には1枚の田んぼの土砂をほぼ搬出し終えました。皆さん重労働でお疲れの様子でしたが、作業後の表土が広がるきれいな田んぼを見ては互いに達成感を口にしていました。田んぼに水を張ったときの様子が目に浮かび、これからの稲作が楽しみです。

次回まで川砂の撤去作業を行い、いよいよ稲作の準備に取り掛かります。

レポーター:赤司小夢(九州大学菊地研究室)

 

→第2回活動記録