棚田まなび隊2016第6回活動

6月19日、棚田まなび隊6回目の活動を行いました。6名の隊員が集まり、この日は前回の活動に引き続き3枚の田んぼと畑の草取りをしました。
2週間前、田植え後初めての草取りを行ったのですが、そのおかげか稲は20センチほどの高さまで順調に成長していました。再び生え始めた雑草を取り除きながら、今日は野草図鑑に照らし合わせて取った雑草の種類を調べてみることにしました。正しいかどうか分かりませんが、ヒエ、セリ以外にもウリカワ、ツユクサなど全部で6種類ほどの雑草が確認できました。

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▲稲の根元付近の雑草まで見落とさないよう、丁寧に取り除いていきます。

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▲取った雑草を図鑑や写真と見比べながら「これじゃない?」と言い合いました。

昼食休憩を挟みながら3枚の田んぼの草を取り終えると、次に畑の様子を見に行きました。こちらは前回の活動でカボチャの葉に吹き付けた木酢液が効果を発揮し、ほとんど虫に食べられていた葉が立派に成長していました。しかし、同じくらい雑草も生えていたため、手作業で草取りを行いました。

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▲カボチャは雑草にツルを巻きつけながら、地面に這うように成長していました。

カボチャの隣に植えてマルチングを施していたモロヘイヤと枝豆は、あまり成長していませんでした。モロヘイヤの苗はポットで余分に育てているため、次回以降また植え直してみたいところです。うまくいくこと、いかないこと様々ですが、田んぼや畑の変化と向き合い一喜一憂する時間が隊員の楽しみになってきました。
次回は再び田んぼの草取りと、イノシシ対策の電柵を設置する予定です。

文:前野眞平
写真:九州大学菊地研究室