棚田まなび隊2016第7回活動

7月3日、棚田まなび隊が今年7回目の活動を行いました。この日は11名の隊員がつづら棚田に集まり、田んぼの草取りと畑に藁を敷く作業を実施しました 。
2週間前の除草作業で、ほとんどの雑草を取り除いたにもかかわらず、すでに多くの雑草が顔を出していました。それと同時に稲が一回り大きくなっており、少しずつ成長している様子が見て取れました。また、今回の草取りでは、前回の活動を踏まえ、雑草を入れる袋や浮き草を掬う網、草の根を切るための熊手を用意しました。

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▲成長した稲と地面からひょっこり顔を出した雑草。

初めは3枚の田んぼを3〜4人ずつに分かれて草取りを行いました。しかし、成果がなかなか目に見えないことから、全員で1枚ずつ作業するやり方に切り替えました。
熊手で草の根を切る人と網で浮き草を掬う人の二手に分かれて作業をしました。一番上の田んぼでは水面に浮き草が多く見られ、網や袋を使って取り除いていきました。一方、真ん中の田んぼはあまり水が入っていなかったため、草が抜きにくく、泥に足を取られる場面もありました。12時過ぎに一旦作業を切り上げ、お昼休憩をとりました。

この日の昼食は、稚奈副隊長の提案でアルミ缶を使ってお米を炊く、サバイバル飯こと「サバメシ」に挑戦しました。そのほかにも、各自で食材を持ち寄って調理し、充実したお昼ご飯となりました。

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▲サバメシに挑戦した5人全員が、ご飯を炊くことに成功しました。

午後からは午前中の作業に引き続き、残りの田んぼの草取りを行いました。途中、雨に降られて作業を一時中断しなければならない場面もありましたが、無事3枚の田んぼの除草作業を終えることができました。 その後は、分田の畑へと移動し、草取りと敷き藁を行いました。藁を畝全体に敷くことで、野菜の傷や汚れを防いだり、ツルが巻きつくのを手助けしたりする効果があるのだそうです。

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▲カボチャなどの地面を這って育つ野菜に敷き藁を行います。

野菜がうまく実ることを祈りながら、この日は16時頃の解散となりました。次回の活動では、再び田んぼの草取りを行う予定です。
文:丸山千尋
写真:九州大学菊地研究室