棚田まなび隊の第4回作業を行いました。

5月6日に、棚田まなび隊の第4回目の農作業が行われました。
回を重ねるごとにメンバーが増え、今回は隊員と地元の協力者の方々、合わせて29名が参加しました。

午前中は、箱苗づくりの種まきを行いました。前回の作業では、種もみの消毒、催芽(種もみを発芽させること)について学び、各自で種もみを持ち帰って実践しました(詳しくは【棚田まなび隊第3回作業】をご覧ください)。今回は箱苗づくりの第二段階として、発芽させた種もみを苗箱にまく作業です。

前回に引き続き、田んぼの持ち主の熊抱さん夫婦が中心となって教えてくださいました。まずは床土を敷きつめた苗箱を15箱つくりました。芽が出るまでの水分を土に含ませるため、水をたっぷりとまきます。それから、種もみを手でまいていきました。種もみは、均等に芽が出るように、まんべんなくまくことが重要です。隊員たちは丁寧に種まきをしている途中で、高い位置からまくのがいいこと、板枠を使うと端まで均等にまきやすいことを教わりました。

種まきを終えたら、土をさらに上から被せ、軽く水をまいて完了です。各自で苗箱を持ち帰り、田植えの時期までの約1ヶ月間、苗を育てます。
まなび隊では、米づくりについて学ぶために、種もみや箱苗を持ち帰って育てる企画にしています。毎日の世話や水やりも、学ぶべき大切なプロセスです。

午後からは、熊抱さんが宮司を務められている高御魂神社を見学しました。神社について、千百年を超える歴史があること、現代では維持管理が難しいが何とか守っていきたいと思っていること、など話してくださいました。地域住民の方々が頷きながら話を聞く一方で、地域外から参加している隊員は、初めて聞くことに関心を高めていました。

今回の活動では、米づくりに加えて地域の歴史について学ぶことができ、地域を知るいい機会となりました。

レポーター:佐々木悠理(九州大学菊地研究室)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

140506-1

140506-4

 第3回活動記録←                 →第5回活動記録