棚田まなび隊の第6回作業を行いました。

5月25日に、棚田まなび隊の第6回目の活動が行われました。今回は天満隊長が不在だったため、梶原隊員が隊長代理を務めました。また、まなび隊のメンバー9名に加えて、九州電力の相撲部4名、柔道部3名、ラグビー部3名がボランティアとして参加しました。

梶原隊員が参加者に作業内容を説明し、今回のまなび隊の活動が始まりました。
当初はこの日に代かき・畦塗りを予定していましたが、前回イデ浚いをした田代イデの水量が十分でないため、イデの最下流に位置するまなび隊の田にはまだ水が届いていません。そのため、代かき・畦塗りは行えず、土砂出しと土のう積みによる畦づくりの作業を行いました。

九州電力の運動部の方々は、まだ土砂が堆積している田んぼの土砂出しを行いました。作業の前には、熊抱さんから、表土を残し川砂や土砂のみを田んぼから出すコツが丁寧に説明されました。力自慢の運動部の方々によって土砂がみるみる運び出され、土砂出し作業は一日で完了しました。この田んぼの田起こしは持ち主の熊抱さんがされるそうで、前に土砂出しを行った分と合わせてまなび隊が耕作する田んぼは2枚となりました。

以前、土砂出しをした田んぼの上流側は水害により耕作に必要な表土が流れ出てしまい、稲を植えることができません。そこで、田んぼに水を溜めるために、耕作可能な部分と不可能な部分の境界に土のうで畦を作りました。また、耕作不能な部分の一部を土留めして農小屋の用地を造成する作業も併せて行いました。

最後は土砂出し作業を終えた九州電力の運動部が土地の造成に加わり、チームワークの良さを発揮して、土のうによる土留めから用地を平らにする作業までを行い、造成を完成させました。

いよいよ田んぼに水を入れる準備が整ってきました。
無事に田んぼが水で満たされ、田植えが行えるといいですね。

レポーター:吉田優子(九州大学菊地研究室)

 

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