棚田まなび隊の第8回作業を行いました

6月8日に、棚田まなび隊の第8回目の農作業が行われました。今回はようやくたどり着いた田植え作業です。朝10時に20名が集まりました。

最初に皆でラジオ体操をして、心身共に準備を整えてから田んぼへと向かいました。
この日、田んぼにはイデからの水が届いていました。前回の畦塗り作業のときはまだ水が届いておらず、ポンプを使って川から水を汲み上げていましたが、2日前にようやくこの田んぼにも水が届いたそうです。

まなび隊では第4回目の活動で箱苗づくりを行い、隊員が各自で持ち帰り1ヶ月ほど育てていました。苗を植える前に、育てた苗を並べて成長具合を見比べました。育てた人によって苗の様子はいろいろでしたが、どの苗も植えられる程度に育っていました。緑色の濃さはそれぞれ違っていて、長さは10㎝~20㎝と幅がありました。田んぼの持ち主の熊抱さんによると、箱苗は水のやりかたによって育ち方がずいぶんと変わるそうです。隊員たちは育ち方がこんなに違うのかと、意外に感じているようでした。

田植えは手作業で行いました。田んぼの長辺に平行に田植え縄を張り、縄に沿って一列に並び、苗を植え付けます。一列植える度に縄を等間隔に平行移動させていくことで、全体に均等に植えることができます。
隊員たちは田植えの最中も自分たちで育てた苗の様子が気になるようで、「この苗は短いけどちゃんと育つかな」「この苗は根がしっかり張っているな」などと語り合いながら植えていました。

作業は2時半ごろに完了しました。2枚の田んぼを植えるには想像していた以上に時間がかかりましたが、隊員たちは達成感を味わっていました。
田植え後の約1週間は水量が安定しないため、熊抱さんが毎日数回田んぼに出てきて水の調整を行って下さるそうです。隊員たちは感謝の意を伝え、この日の作業を終えました。

レポーター:佐々木悠理(九州大学菊地研究室)

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